低容量ピル・アフターピルの購入・処方・避妊についてまとめました

危険日っていつのこと?どうやって調べるの?

「危険日」「安全日」という言葉をご存知の人も多いと思います。
しかし、一体いつの事を「危険日」というのか、どうやって算出するのか、そもそも信憑性はあるのかなど、きちんと理解している人は少ないのではないでしょうか?
「危険日」「安全日」とは「オギノ式基礎体温法」と呼ばれる学説からきている言葉です。
産婦人科医、荻野久作氏が発見した月経周期に関する「荻野学説」を基にした計算式で、本来の目的は妊娠するタイミングをはかるために考えられた学説でした。
しかし、別の医師がこの学説を「避妊法」として提唱したため、それが現在「危険日」「安全日」という単語とともに定着したのです。
この記事では「オギノ式」とよばれる妊娠しやすい日とそうでない日を予測する方法について解説します。

妊娠しやすい時期、そうでない時期

「オギノ式」では排卵は、生理期間の長い短いに関わらず、次の生理予定日からさかのぼり、14日目とその前後2日間を 含んだ5日の間におこるのでは、という考え方です。
つまり次回の生理予定日の12~16日前の5日間が妊娠する可能性が最も高い期間であるということです。
排卵日がずれる可能性、精子が3日間生存する可能性なども考慮して、排卵日の3日前と、排卵予定日の2日後までを含めて危険日と設定します。

しかし、注意したいのは妊娠する可能性がある日以外が妊娠をしない日というわけではないことです。
女性の体は繊細でストレスやダイエットで生理周期がずれるケースがあり、排卵日を予測するのはとても難しいのです。
高い可能性で妊娠を回避したいのなら、排卵日前後1週間は避妊をしない性行為は避けるべきです。
もし「安全日」をあえて設定するのなら、生理予定日の7日前から生理開始日までが該当すると考えてよいかもしれません。

最も妊娠しやすい日は排卵日ではない?

実は、最も妊娠しやすい日とされるのは、排卵日当日ではなく、排卵日の2日前~前日とされています。
それは精子が子宮頸官に入り、卵子に辿り着くためには時間がかかるからです。
卵子の寿命は排卵後1日です。
排卵当日に性行為をしても、精子が卵子へ到着する前に排卵された卵子が死んでしまう可能性が高いため、排卵日当日より排卵日前日の性行為のほうが妊娠する確率が高くなります。

生理日直後は安全日ではない?

生理の終わった直後、または生理中は安全日と考える人がいます。
しかし、妊娠する可能性が全くないとは言えませんので、妊娠を避けたいのであれば必ず避妊をしましょう。
生理は排卵後の卵子が受精に至らなかった時に、子宮内膜が剥がれ落ちるものです。
生理期間中や直後は通常排卵が起きる可能性は低いのですが、性行為の刺激やホルモンバランスの変化で生理中でも排卵が起きる可能性はあるため、絶対に妊娠しない期間ではないのです。
また、精子の生存期間は3日間といわれていますが、中には1週間生存する精子もいます。
排卵は通常生理開始から10日間~14日間で起きますが、生理期間の終わりごろに性行為を行った場合、ホルモンバランスの変化から早い時期で排卵が行われる事もあるため、生存していた精子と早く排卵された卵子が受精し、妊娠する可能性があります。

危険日・安全日を知るために基礎体温をつけよう

安全日や危険日をできるだけ正確に知りたいのであれば、「基礎体温」をつけることをおすすめします。
基礎体温とは、体が安静の状態で測る体温のことで、通常5~6時間以上就寝して目覚めた後、体を起こす前に測定した体温を記録します。
基礎体温は0.3~0.5℃の間で推移するので、普通の体温計ではなく、専用の基礎体温計を使用します。
普通の体温計で測定できるのは少数点以下1桁までですが、基礎体温計では小数点以下2桁まで測定できます。
また精確な温度を測るため、脇の下ではなく口の中で測ります。
正常な生理周期での基礎体温は低温期と高温期に分かれており、低温期から高温期に移行する前後に排卵が起きるという特徴があるため、それを活用して排卵時期を推測します

基礎体温表から見る危険日と安全日

基礎体温の測定は最低3ヶ月程度行います。1カ月程度では生理周期を把握するのは難しいでしょう。
3ヶ月行うと、ある程度の生理周期を把握することが可能になってきます。
基礎体温のデータを見て、低温期から高温期に移行する前後は排卵時期(妊娠可能時期)と考え、高温期に入れば排卵は終わったというサインなので、そこから生理開始までは安全日と考えてよいでしょう。
しかし、基礎体温は0.01度の差をデータ化して判断するものなので、体調やストレス・睡眠不足などによって簡単に変動します。
そのため基礎体温を測り続けても、排卵時期がうまくつかめないことがあります。
妊娠を確実に避けたいのであれば、コンドームを使うなど別の避妊法を併用したほうが安心といえるでしょう。

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