「ピルを服用したらムダ毛が減った」「ピルを飲んでいたら腕の毛が目立たなくなってきた」という方がいます。
当サイトに掲載しているクチコミや感想にもそのような声が見られました。
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ピルを服用してムダ毛が減った・薄くなったという感想・クチコミ
思わぬ副効用?ムダ毛が減ったことを実感している方が多数
低用量ピルを服用している方で、「ムダ毛が薄くなった」「すね毛が減った」という声が多く見られます。
体感している方の服用期間を見ると、数か月の服用でムダ毛の減少を感じる方が多いようです。
全ての方に効果が見られるわけではなく、あくまで個人差があるようですが、なぜこのような効果が現れるのでしょうか?
ムダ毛は「男性ホルモン」に原因があります
ムダ毛の原因は男性ホルモンの「テストステロン」という成分にあります。
この「男性ホルモン」は女性にも微量に生産されており、腕や足、口の周りなどにムダ毛を発生させます。
当然処理をしなければ、すべての女性に「ムダ毛」は発生するのですが、濃さや太さ、量には個人差があり、人によっては思春期から悩む方もみられます。
「男性ホルモン」の感受性の強い方、または男性ホルモン分泌が過剰な方はムダ毛が濃く、多くなる場合があります。
ほとんどは正常の範囲内ですが、男性のように濃く太い毛が多数生えてくる場合「多毛症」という疾患を疑ったほうが良いかもしれません。
その際は、婦人科でホルモン検査を行い、「低用量ピル」や抗アンドロゲン剤の服用で治療を行っていきます。
低用量ピルが「ムダ毛」を抑える理由
低用量ピルには女性ホルモンが含まれていますが、ムダ毛を抑える効果があるのは卵胞ホルモンの「エストロゲン」です。
エストロゲンは先述の男性ホルモン「テストステロン」の発生を抑える働きがあります。
低用量ピルには「エチニルエストラジオール」という合成エストロゲン薬が含まれており、服用することで血液中のエストロゲン量が一定になります。
エストロゲンが不足することでムダ毛が発生していた方は、ムダ毛の減少を感じるかもしれません。
また、ムダ毛が濃くなる原因の1つに「ホルモンバランスの乱れ」もあります。
低用量ピルを服用すると、ホルモンバランスが整いますので、それによってムダ毛が減少する場合もあります。
しかし、これはあくまで副効用ですので、「ムダ毛を減らしたい」という理由で低用量ピルを服用するのはやめましょう。
低用量ピルでムダ毛は減っても、なくなることはない
上記理由でムダ毛が減ったと感じる方も多数見られますが、決してムダ毛が「消える・なくなる」わけではありません。
エストロゲンの働きで、テストステロンによるムダ毛は抑制されますが、あくまでムダ毛が細く、薄くなったという状態に留まる方がほとんどです。
また、低用量ピルの服用をやめると、当然ムダ毛はまた発生してきます。
なので、つるつるの無毛状態を望む方は、自宅で処理を行ったり、脱毛サロンへ通ったほうが早期に満足のいく結果が得られるでしょう。