トリキュラー等の3相性ピルの生理日のずらし方

低用量ピルのメリットに「生理日をずらせる」ことがあります。
旅行や、仕事や趣味で重要な予定のある日に生理になることがわかったら、ピルの飲み方を調整してずらしてみましょう。
このページでは「トリキュラーED」をはじめとする「三相性ピル」を服用している人が生理日を調整する方法をお伝えします。
マーベロン、ルナベルULDなどの一相性ピル（錠剤28錠全て成分が同じ分量で配合されているもの）は下記リンクを参照してください。

低用量ピルは生理予定日を早めることも、遅らせることも両方可能です。
自分の都合に合わせてどちらがいいか選択しましょう。

生理予定日を遅らせる方法

M子さんは仲の良い友人達とゴールデンウィークに旅行へ行く計画を立てました。
しかし、後から気付いたのですが、ちょうどその日は休薬期間で生理になると思われる日。
トリキュラーEDを服用していたM子さんは生理予定日をずらすことにしました。

まず、通常通り休薬期間が終了した後、1シート目を服用開始します。
そして21錠の1シートを服用が終わったら、2シート目を開封し、黄色の錠剤を服用します。
休薬期間をずらすのは、5日程度なら問題ありませんが、2週間など長期にわたると子宮内膜が維持できなくなり、破綻出血が起こる場合があります。
2週間以上消退出血をずらしたい場合はマーベロンなどの一相性ピルの服用がおすすめです。

生理予定日を早める方法

まず、通常通り休薬期間が終了した後、1シート目を服用開始します。
そして14錠（黄色の錠剤3つ目）まで飲み続けます。
14日以下だと消退出血が起きないことがあります。必ず14日以上服用しましょう。
その後服用をストップすると消退出血（生理）が始まります。
7日間服用をストップした後、2シート目を服用開始します。

普段ピルを服用していない人は「早める方法」がおすすめ

普段ピルを服用しておらず、
・生理日をずらすだけが目的で今後継続してピルを服用するつもりはない
・避妊効果は求めていない
場合であれば、生理日1日目から服用するのがおすすめです。

　

きちんと消退出血を起こすために、最低14錠は服用します。
ここでは、念のため16錠服用しています。

初めてピルの服用を考える人は病院へ

低用量ピルは安全な薬ですが、服用してはいけない人や注意しなければならない人がいます。
初めて服用を考える人は、通販で購入せず、クリニックでの処方が安心です。