低用量ピル服用のメリットの1つに「生理になる日をずらせる」事があります。
大事な日に生理になることで、残念な思いや憂うつな気分になったことはありませんか?
例えば彼氏とのデートや旅行、友人とのお出かけやショッピングなど、辛い体調で出掛けたり、時には断るはめになったり。
また、それほど生理で体調が変わらない人でも、いちいち外出先でトイレの場所を確認したり
経血がもれていないか気になって、心から楽しめなかったり・・・
そして、人生を左右するような大きな出来事、例えば大事な試験の日、就職説明会、面接など、大事な日に生理が重なることで 大変な思いをした経験がある人もいるのではないでしょうか?
低用量ピルを服用すると、このような
「この日は何も気にせず思い切り楽しみたい!」
「この日だけは万全の体調で望みたい!」
という日に生理がくるのをずらすことができます。
一相性ピルは生理日を簡単にずらせます
低用量ピルの中でも「一相性ピル」と言われる、21日間の実薬の成分量が全て一定しているピルは 生理日をずらすことが簡単です。
マーベロン 製造販売元:オルガノン株式会社
日本で一番処方されている一相性ピル、マーベロン。一相性ピルは21錠全て成分の配合が同じなので、初心者でも生理日をずらすのが簡単です。
こんな時、ピルで生理をずらしてみました
M子さんは仲の良い友人達とゴールデンウィークに旅行へ行く計画を立てました。
しかし、後から気付いたのですが、ちょうどその日は生理になると思われる日。M子さんの生理周期は28日~30日でほぼ正確。
そこで以前から気になっていた低用量ピルを服用して、生理日をずらすことにしました。
通常「生理をずらしたい」という希望を医師に伝えると、中用量ピルの処方となることが多いのですが、M子さんは以前より低用量ピルの「生理が軽くなる」「避妊効果が高い」というメリットにも惹かれていたので、低用量ピルであるマーベロンを処方してもらいました。
マーベロンの飲み始めは、生理日の1日目からになります。
通常、マーベロンは21錠の実薬と7錠のプラセボ錠からなりますが、M子さんは2シート目を利用し、31日間実薬を服用しました。
実薬を服用している間は生理(消退出血)は起きませんので、M子さんは旅行期間中ピルを飲む必要はありましたが、ばっちり生理日をずらすことができました。
生理を早く起こすことも可能
M子さんのように、21日以上実薬を服用して生理を遅らせることもできますが、実は早く生理を起こしてしまう、ということも低用量ピルは可能です。
その方法だと、1シート目だけの調整ですむというメリットがあります。
まず、初めてマーベロンを飲み始める場合、生理初日から服用します。そして、そのまま14日間実薬を服用します。
その後、7日間休薬します。個人差はありますが、休薬期間中に消退出血(生理)が起こります。
14日間、実薬を服用すれば、避妊効果が得られる上、きちんと消退出血が起こります。それより短いと、消退出血が起こらなかったり、避妊効果がきちんと発揮できなかったりする場合がありますので、必ず14日以上は実薬を服用しましょう。