低容量ピル・アフターピルの購入・処方・避妊についてまとめました

ピルを飲むと生理が軽くなるって本当?

低用量ピルは、女性の卵巣から分泌される2種類の女性ホルモン(プロゲステロンとエストロゲン)を化学的に合成してつくられたものです。 この成分が身体に循環する事で、脳は妊娠していると思い込み、卵巣ホルモンの分泌をストップします。
通常、卵巣から出る卵巣ホルモンの働きで、子宮内膜は厚くなっていくのですが、 その働きがストップするため、子宮内膜は厚くなりません。

通常の生理は厚くなった子宮内膜が血液と一緒に剥がれ落ちるため、血液量も多く必要となりますが 低用量ピルを服用し、休薬期間中に発生する「消退出血」は、厚い子宮内膜を剥がし落とすための血液量は必要ないため 出血量は少ないものになります。

消退出血って生理とは違うの?

そもそも、「消退出血」とは、2つの女性ホルモンの分泌が止まった時に起きる出血の事をいい、 通常発生する「生理」も「消退出血」の1つです。
2つの女性ホルモンのうち、特にプロゲステロンが減少すると、子宮内膜は剥がれ落ち、 体外に排出されるときに出血します。これが消退出血のメカニズムです。
自然に起こる生理と区別するために、ピルの服用などにより起こる出血のことを「消退出血」と呼んでいます。

低用量ピルによる消退出血はどのくらい続くの?

通常の女性の生理期間は3日~7日で、経血量は20~140mlと言われていますが、
低用量ピル服用中の消退出血は多くの血液量を必要としないため、通常の生理期間より短く、
また量も少ない場合が多いようです。(個人差あり)
大体、休薬期間に入り、2~3日後に出血が始まる場合が多く、その後徐々に量は少なくなっていき 次のシート(実薬)を服用する前に終わる人もいます。

経血量が少なくすみ、また子宮内膜を剥がし落とすための収縮活動もなくなるため 通常の生理より軽く感じる方がほとんどです。
これは低用量ピル服用の大きなメリットの1つです。

-ピルのメリット