低容量ピル・アフターピルの購入・処方・避妊についてまとめました

ピルってどうやって処方してもらうの?

低用量ピル、アフターピルともに婦人科や産婦人科で処方してもらえます。
また、ニキビの治療で処方してくれる皮膚科もあります。
ピルは処方箋がなければ購入できない薬なので、薬局へ行っても販売していません。

低用量ピルの処方

低用量ピルは婦人科や産婦人科で処方してもらえます。その際、処方してもらう理由によって保険適用か否かが変わってきます。

自費診療 避妊目的・ニキビの治療・生理日のコントロール・生理不順・更年期障害
保険診療 月経困難症・筋腫・子宮内膜症の治療
※病院によって変わる場合がありますので、事前にクリニックに相談しましょう

病院によっては、初診から数か月分処方してくれるところもあれば、1シート服用以降問題がなければ3か月分をまとめて購入できる等、通院の負担を減らすようにしています。
定期的に通院する事には変わりはないので、できれば自宅や勤務先から近いクリニックを選ぶとよいでしょう。

処方される際の検査

低用量ピルは安全な薬ですが、毎日飲み続けるものなので、体に異変がないか、ピルを飲み続けても大丈夫かどうかを事前に確認する必要があります。
婦人科や産婦人科で処方されると、基本的に半年~1年に1回定期的に検査を求められます。
内容は病院にもよりますが、問診や血圧測定を行います。自費診療の場合、内診は行いません。
血液検査は血栓症の疑いがある場合や、受診者が希望される場合のみ行うことが多いですが、クリニックの方針によります。
クリニックに事前に問い合わせておくと安心です。
また、会社や市区町村で行った健康診断で血液検査をされた場合、その検査結果をもって行くと良いでしょう。

アフターピル(緊急避妊)の処方

コンドームが破れたり外れてしまった時や、避妊をしなかった性交渉において妊娠を希望しない場合に、アフターピルと呼ばれる緊急避妊薬を服用することによって妊娠を回避することができます。
性交渉後72時間以内に内服します。 アフターピルは病院で処方してもらうのが一般的です。
費用は病院によって差がありますが、5000円~2万円ほどかかります。

処方される際の検査

基本的に内診や膣内洗浄は行わなず、問診のみで処方する病院がほとんどです。
まず問診表に必要事項を記入し、医師から服用方法や副作用・効果などの説明を受けます。
問診では性行為のあった日時、最終月経日(生理の始まりの日)、生理の周期、緊急避妊薬を服薬したことがあるかどうか、 服用している薬やアレルギー・基礎疾患などについて聞かれるでしょう。
問診の回答によって医師が必要と判断した時は、妊娠検査等が行われます。
尿検査で妊娠が判明した際には、アフターピルは処方されません。

未成年への処方、保険について

18歳未満の未成年でも保護者の同意書・同伴なしでアフターピルは処方してもらえます。
緊急避妊のためのアフターピル処方は、保険適応外(自費診療)になるので健康保険証は必要ありませんが、本人確認のために提示を要求されることがあるので、念のため持参したほうがよいでしょう。
健康保険証は、カルテ作成と本人確認のために使用されるので、健康保険組合・勤務先・学校・自宅などに、受診した記録や連絡は行きません。
健康保険証がない人は、運転免許証、社員証、学生証、パスポートなど、本人確認できる他の証明書を持参して下さい。
アフターピルは、本人以外には処方することができません。必ず本人が来院し、説明・処方を受けましょう。

-ピルの処方


comment

メールアドレスが公開されることはありません。